古くて新しい!自然療法の魅力とその世界
奇跡を起こす自然療法・生命の宿る森羅万象の活用・魅惑のスパの世界

古くて新しい自然療法をご紹介致します!古来の人々から受け継がれる様々な療法は、自然界にある草花や樹木などの植物や水、鉱石などの恩恵を授かり、人間の営みに取り入れてきた歴史を遡ってみると、自然療法の魅惑の世界観にきっと貴方も魅了されることでしょう。
■自然療法はスパの原点
世界の各地にある伝統療法や民間療法は、不調感の解消やストレスの解放、病気予防、慣性病などの保養、不老長寿の伝説が語り継がれ、その土地々々の自然素材を用いて、長い年月を経て”治癒”に役立てられ受け継がれてきました。
古い歴史を持つ自然療法は、古来より、人々の切なる想いから自然素材の効用の具体性をたえず探し求めてきたのです。
一部の動物、植物、鉱物、微生物、自然元素
地、水、火、風、空、太陽、月、星、惑星
波動、振動、エネルギー・・・
自然界に存在するあらゆる生命を活用する”自然療法はスパの原点”であり、安心、且つ安全な健康として広く受け入れられ、多くの人々に喜びを与えてきたのです。

スパという言葉の由来は、ラテン語で、「水からの健康(health from water)」を意味する「solus per aqua」だと言われています。
■3つの自然療法(健康法)
自然健康法を大別すると次の3つに分けられます。
●温泉(バルネオテラピー)
●海水(タラソテラピー)
●植物(フィトテラピー)
温泉(バルネオテラピー)
地中にある様々な種類の岩盤層、鉱物、石、砂利、土の地層を水路を流れる水が地上へ向かって押し出され通過している途中で地中の成分を吸収し、混ざり合うことで多様な温泉成分を含み、変化に富んだ温泉として、その効用が発揮されます。

海水(タラソテラピー)
海水を温めて利用するタラソテラピーは、ヨーロッパでは古い歴史を持ち、海の水や海藻、海泥、沿岸、海洋の気候を用いた様々な治癒を行なう自然療法の1つ。

タラソテラピーの基本原理<6項目>
①海水 ・・・海水を温めた浴槽、ジェットシャワー、プール
②海産物 ・・・藻類、海泥を用いたアルゴテラピー、ファンゴテラピー
③海洋性気候 ・・・海域のもつ特性を利用、海の大気
④施設環境 ・・・療養センターなどの環境、及び、空間デザイン、
オペレーションに配慮したサービス環境
⑤機能回復 ・・・フィジオテラピー(物理療法)、スポーツ療法、
サイコテラピー、カラーテラピー、ミュージックテラピー
全てのタラソテラピーの活用
⑥リハビリ ・・・理学療法(マッサージ)、物理療法、磁気療法、機械療法.など
ためになるタラソテラピー歴史のおはなし

紀元前480年頃、古代アテナイのギリシャ悲劇における三大悲劇詩人の一人エウリピテスは「海は人間の病気を治癒する」と語っています。
タラソテラピー(thalasso therapie)という言葉は、1867年アルカション出身の医師ボナルディエール博士が作った造語(ギリシャ語 thalassa=海 + フランス語 therapie=治療)で、海水や海泥などの効用は、古代のギリシャ人は傷ややけどの治療に使用していたという記録が残っています。
また、医療として確立させたのはフランスの生理生物学者ルネ・カントンという人で、1904年に血液濃度に調整した海水を人間の血液と置き換えることができる、海水と血液の類似性を実験で証明したことから当時の医学界で信頼を得て、その影響力も絶大でした。
ルネ・カントンの貢献により海水を用いた治療法が確立され、1907年にはフランス、パリに世界初の海洋診療所が設立されました。重大疾患とされた種々の病いに高い効果を発揮したのです。
それを受けて1961年フランス医学アカデミーは「タラソテラピーとは海洋性気候の中で海水、海藻、海泥を用いて行なう自然療法」と定義し、人間の本来の自然治癒力を導く医学療法として確立しました。
タラソテラピーの施術法の種類

①バルネオテラピー(温浴療法)
②ハイドロテラピー(水治療法)
③アルゴテラピー(海藻療法)
④ファンゴテラピー(海泥療法)
⑤アエロテラピー(大気浴療法)
⑥アリメントテラピー(食餌療法)
⑦メカノテラピー(機械療法)
⑧フィジオテラピー(物理療法)
植物(フィトテラピー)
植物から採取される精油(揮発性の芳香エッセンス)を抽出し、全身浴(アロマバス)や部分浴、半身浴、吸入浴、室内浴、温冷湿布、マッサージなどの豊かな香りを楽しみつつ、心身のリラックスや疲労の軽減、不調感の緩和、美肌などの治癒に活用する芳香療法(アロマテラピー)があります。

極上の香りを持つ<7つの系統>
①エキゾチック系
②フローラル系
③カンキツ系
④ハーブ系
⑤樹木(ウッド)系
⑥スパイス系
⑦樹脂系
様々な効能を秘めた精油たちは、同じ系統同士をブレンドすれば相性もよく、更に相乗効果も期待でき、好きな香りをブレンドして自分だけの絶妙の組み合わせを楽しむことができます。
また、古代ギリシャ、エジプト、 ローマなどのヨーロッパを中心に発展した伝統療法、自然療法の1つで、ハーブやアロマ(精油)、樹木などの植物の持つ優れた恩恵を活用する植物療法(フィトテラピー)があります。
ハーブの紀元は古く、人類が誕生し最初に食したのは植物と考えられることから、紀元前6000年頃には、人々は植物の効用を知り、生活に取り入れ活用していたと言われています。
植物は、病の治療はもちろんのこと、祈祷や魔除け(お祓い)など、様々な目的で利用されてきました。このような薬草文化は、ヨーロッパ各地に広がりをみせ、現代の医学や薬学の発展に多大な影響を与えてきました。
その他の自然療法

・ミネラリア(死海デッドシー)
・クナイプ療法
・アーユルベーダ
・サンドテラピー
・ストーンテラピー
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