ブランドの話
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「魅了するブランド戦略」を考え始めたきっかけは...
音楽業界以外の異業種のファンづくりはどうやっているのか?に興味を持ったからです。
普段の生活の中で、ファンに支えられているお店や人を徹底調査(笑)何故これほどまでに、この人(このお店)に惹かれるのか?という素朴な疑問からはじまりました。
音楽業界はファンがいなければ成り立ちません。
一口にファンと言っても演奏者の奏でる音だけではなく、その人の持ち味(キャラクター)、支えている家族や友人など背景を丸ごと知った上でのファンなのですよね。
だから、ブランドステートメントの「起 点となるストーリー戦略」がはまるわけです。
大好きな人のことを全部知りたいと思うファンの心理に応えるため、人生まるごとを伝えていくことで、ファンは大好きな人と自分がより近しい存在に感じられるわけですから。
音楽などの芸術・芸能と言われる業界やスポーツ業界は根強いファンが多いですよね。
ファンのお陰で成り立つ業界。
どんな要素が人を惹きつけるのかをただ知りたくてブランディングに興味を持つようになりました。
感覚的にわかることと、分析してわかることがあります。
生活の中では特に飲食店や美容など、頻繁に利用させて頂く機会の多いサービスには、あちこち足を運んで、ブランド戦略の視点で観察、分析を楽しみながら、自分の業界に活用できるところを取り入れています。
「ファンの心を掴む要素とは何か」、これはどんな業種でも必要な視点だと思うのですが、私の会社で大切にしているのは魅了する要素は13個。これはあくまでも私の会社が掲げているものですが、ご参考までに。
①ワールド
②パッション
③オナー
④プレステージ
⑤トラディション
⑥トラスト
⑦リリーフ
⑧ロンギング
⑨ミスティーク
⑩キャラクター
⑪オーナー
⑫ディスタンス
⑬プレイス
日本語で書くとニュアンスが微妙に違うものもあるので全てカタカナ表記にて。
英語の方がばっちりハマるものもありますね。
自社のファン構築の要素elementsを書き出せば、おのずとマーケティング戦略も浮かんできます。